フィリピン人に助けられて金欠を乗り越えた話
お金がない。財布に100ペソしかない。
諸事情でATMが使えなかったのと出費が重なったので…少なくとも二日間は100ペソで過ごすことになりました。う〜〜ん、東京で210円(レート2.1換算)で土日過ごせって言われると死ねってこと?ってなるけど
これがフィリピンだといけますね…ジープ移動も出来るし大衆食堂では40ペソ(84円)で一食食べられるしカップラーメンが15ペソ(31.5円)かな?結構余裕です!
というわけで月曜まで何事もないように気をつけよう〜と思っていました。
オフィスにて、1人のオフィサーが「アノ、ヘアカットいくって言ってなかった?どうしたの?」
そう、私とても髪が伸びてしまい鳥の巣みたいなんです!鬱陶しい!
あ〜〜来週までお金ないからいけないんだよということを何気なく伝えました。するとバジルさん、笑いながらマム(オフィスのボス)にお金ないって!と大声で伝えてしまいます。マム、ムックと立ち上がり顔をクワッとさせ、なんでお金がないのか尋ねたようです。タガログだったのでよくわかりませんでしたが…
クワッと開いた顔をスン…と閉じたマムが近寄ってきます。そして目の前のオフィサーののライスケーキを掴んで、これ食べな。と手渡してくれました。彼のイッツマイン!(それ俺の!)に再びクワッをかまして黙らせました。
暫くするとアテがするすると近寄りわたしに ニッシン好き?と日産ラーメンのインスタントをするすると手渡してくれました。
感激です。優しい…。
そう、金のない私へのお布施が始まったのです。フィーディング。
困ったときは私たちに言うのよ、とアテは言い残してするすると去って行きました。
その後にマムがのっしのっしとやって来て、私の前に大量の菓子パンやカップラーメンなんかを買ってきてくれました。笑
まさかこんなことになると思わなかったのでほんとにびっくりしました。
お湯入れて食べな。ほらそこにサーバーあるから!と言ってのっしのっしとお席に戻られました。
お席からもそこ!サーバー!とウォーターサーバーを何度も指差していました。ありがとうマム。もらった食料で、充分に二日間持ちこたえました。ありがとうマム。もう金欠なんて言わないでおこう。
助け合い精神を目の当たりにした一日でした。