徘徊のシロ

フィリピンでかんがえる、あるく、たべる

日本のフィリピン侵略について

友達のダニエルくんに

「日本とフィリピンの歴史について、君はどのくらい知っているの?」と聞かれた。


日本がフィリピンを侵略していた数年のことを示していた。


彼は私に「日本人が、自分たちがしたことを知らないこと、政府からの謝罪がないこと」が悔しくて、日本が大好きなのに嫌いになりそうな時があったと語ったが、私は彼の考えは間違っていると思った。
中国での南京大虐殺、韓国の秀吉の朝鮮出兵、フィリピン侵攻。
そしてこの三つは私自身が「日本人としてどう思うのか」と問いただされた経験のある事件だ。各国で伝わる情報の真偽はいずれも不確かなものである。そしてそれを確かめる術を私のみならず世界中の誰も持たない。だが臆病な私は普段と全く違う暗い表情で日本への怒りを吐露する友人たちに、異議を唱える勇気が出なかった。


三つの事件の詳細をサーチすると、日本語で書かれる記事には主に誤解を解く内容が記されている。例えば秀吉の朝鮮出兵は致し方のない侵攻であり、これがなければ日本も明も朝鮮半島もスペインに侵略されていた。南京大虐殺は虐殺されたと記録されている被害者数が南京市の人口より多い、すなわちカサ増しされているため本当にあったかさえ私は疑問だ。

さらに言えば日本政府は謝罪と賠償金を払っているが、その事実は悲しいかな軽視されがちである。

ちなみにドゥテルテは「日本は謝罪も賠償もしてる」と明言してる。

 

自国の大統領の言葉を、信じてくれ。

しかしダニエルは「日本人の政府は恥を隠し謝罪をしない」と言った。


フィリピン侵攻について英語でヒットした記事には日本を擁護するような記述はない。調べる人間や、記録をする人間によって事実が湾曲するのはまあ当然だ。


ダニエルや他の友人達の「日本人として知っていてほしい」という気持ちは分かるが、私たち双方、認識違いの灰色の歴史ではなく「全ての争いには双方に理由と被害がある」ことを理解すべきだ。

ヒロシマナガサキの原爆投下も戦争を終わらせるための強硬手段だった。余談だが留学中、アメリカ人の学生に、ヒロシマには今人が住んでるか聞かれたことがある。私は笑いながら住んでるよと答えたが、それでいいと思った。


「日本には誠意がない、都合の悪い歴史を無かったことにしようとしている」という考えを持つ人が多いようだ。真偽はどうであれ曖昧な情報に感情的になっての衝突は最も避けるべきである。


今回のことがショックだったわけでも、彼らのためでもなく、自分の国の誤解を解くために歴史を勉強しようと思った。